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岩波ブックレット セレクト100 タイトル一覧
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福祉(社会学(国際・メディア))〈NDC10版:369.27〉
障害児者とともに育ち,親よりも長い一生の関係となる「障害児者のきょうだい」.幼少期から差別や偏見を受け,身近な支援者としての役割を期待される一方で,自身のことは後回しにされてしまいがち…….「ヤングケアラー」としての自らの切実な悩みや体験も交えて,さまざまな新しい取組みを紹介,支援の必要性を訴える.

福祉(社会学(国際・メディア))〈NDC10版:369.27〉
健気に頑張る,あるいは尊敬すべき障害者ーーメディアや映像作品でおなじみのイメージは,健常者の感動の道具として消費するだけの「感動ポルノ」なのではないか? 最近のそんな批判に対し,名作とされる映画からドキュメンタリー,パラ五輪まで個々の表現に分け入り,何が語られていないか,その可能性まで含めて考える.

福祉(社会学(国際・メディア))〈NDC10版:369.16〉
子ども,高齢者,障がいのある人,そして生活に困窮する人たちを日々地域で支えている民間や自治体などのソーシャルワーカー.コロナ禍の各地での実践,法的な裏付け,よりよい暮らしのための新たな試みを具体的に語る.

福祉(社会学(国際・メディア))〈NDC10版:369.17〉
超高齢化社会が進む中で介護人材を増やしていかなければ,介護サービスの質の低下を招き,利用する高齢者やその家族は安心して暮らしていくことはできない.ブラック化する介護労働の実態,利用者からのセクハラ・パワハラ,管理職の指導力・養成力の欠如,外国人介護士の受け入れなど,介護現場の課題を明らかにし,解決策を提示する.

福祉(社会学(国際・メディア))〈NDC10版:369.36〉
原発事故で人・地域が負った傷を回復させるはずの「復興」.しかし,その名のもとに,放射能汚染の実態や加害の責任が隠蔽されようとしている.避難区域の解除と帰還推進一辺倒の政策で,住民たちは岐路に立たされている.原発事故直後から現地を取材し続ける著者が,カラー写真とともに住民らの声を伝える好評シリーズ第3弾.

福祉(工学(機械・電気・建築))〈NDC10版:369.18〉
シャンプー容器側面のギザギザ,ONスイッチ上の凸点,振動で計測終了を伝える体温計…….これらは,アクセシブルデザイン(AD)と呼ばれ,目や耳が不自由であるなど,「マジョリティ」に属さない人々が日常を暮らしやすくするための工夫である.その開発・普及活動の中心にいて国際規格化でも世界をリードしてきた著者が,ADの可能性を語る.

福祉(医学・歯学・薬学・看護学)〈NDC10版:369.17〉
最近注目されている「ソーシャルワーカー」という職業.現状の福祉制度では対処しきれない相談者が増えるなか,解決を編み出すには?その仕事の実際,さまざまな職場環境,資格,課題など多様な側面から迫る.現場と理論をよく知る気鋭の若手2人による,最適の入門書.

福祉(家政・生活科学)〈NDC10版:369.3〉
先進国の中でも,女性の社会進出が遅れている日本では,日頃から政策決定に女性の声が反映されにくい.そのため災害時の被災者支援も男性基準で進められ,女性被災者にしわ寄せがいきやすい.また被災地でのセクハラやDVなどの被害も表面化しにくい.東日本大震災の女性被災者たちの実状を報告し,多様な支援のあり方を考える.

福祉(医学・歯学・薬学・看護学)〈NDC10版:493.64〉
突然の告知の衝撃,呼吸器をつけるかどうかの「決断」,「生きる」ことを再発見していく日々……難病中の難病といわれるALSの患者たちが,日本で初めて体験記を募集して編集した本.多彩な文章は心に響き,力強いことばからは元気をもらえる.珠玉のエッセイ集.