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岩波ブックレット セレクト100 タイトル一覧

12 件

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ブルーカーボンとは何か

環境学(理学(数学・物理・化学・生物・地学))〈NDC10版:519.4〉

ブルーカーボンとは何か 温暖化を防ぐ「海の森」

枝廣淳子

気候危機と海洋環境の危機,私たち人類が直面するこの二つの大きな危機の進行に歯止めをかける切り札として,世界的に熱い注目が集まるブルーカーボン.藻場などの「海の森」は陸上生態系の最大一〇倍ものCO2を吸収・貯留する.そのしくみや可能性,海の豊かさを守り育てることの大切さとその身近な取り組みなどを徹底解説.

2022年09月06日刊

里山危機

環境学(農学(農・獣・畜産・水産))〈NDC10版:519.81〉

里山危機 東北からの報告

永幡嘉之

栗林に群生するカタクリ,斎藤茂吉の好んだオキナグサのある風景….失われようとしているのは生物多様性だけか? 土地の生産力を最大限に引き出して利用されてきた自然環境――数十年来,東北の地を調査してきた著者が里山を再定義.数々の風景写真と静かで熱い言葉で,民俗知としての文化の重要性を語る.オールカラー

2021年08月05日刊

街路樹は問いかける

環境学(家政・生活科学)〈NDC10版:518.85〉

街路樹は問いかける 温暖化に負けない〈緑〉のインフラ

藤井英二郎/海老澤清也/當内匡/水眞洋子

灼熱のコンクリート道に,緑の日傘があったなら.待ったなしの気候変動対策に取り組むなか,世界の諸都市は≪樹冠最大化≫を目標に掲げ,IT技術も駆使して,身近な緑を豊かなものにしている.枝を短く伐られ,電柱のような街路樹が目立つ日本は,どうしたら変われるのか.米・独・仏,また国内都市の最前線を紹介.

2021年08月05日刊

気候崩壊

環境学(教育)〈NDC10版:519〉

気候崩壊 次世代とともに考える

宇佐美誠

「気候崩壊」は防げるか? 世界でいま何が起こっている? 今後は何が起こる? 本当の原因は? 世代や国を越えたルールとは? 若者とともに気候変動のいまを学び,私たちの倫理まで踏み込んで議論する.渋谷教育学園渋谷中学高等学校での特別講義をもとに,中高生の意見も多数収録.大人世代にも手にとってほしい一冊.

2021年06月04日刊

実践で学ぶ〈生物多様性〉

環境学(理学(数学・物理・化学・生物・地学))〈NDC10版:519.8〉

実践で学ぶ〈生物多様性〉

鷲谷いづみ

SDGs(持続可能な開発目標)達成のためには「生物多様性の保全と持続可能な利用」が必要.それはヒトの衣食住や文化が「生態系サービス」に依存しているから.では将来への課題はどこにある? 生物多様性の大切さと問題を確認し,消費者にできること,教育現場での実践例,国内外でのユニークな取組みを知ろう.【オールカラー】

2020年01月08日刊

気候危機

環境学(理学(数学・物理・化学・生物・地学))〈NDC10版:519〉

気候危機

山本良一

気候変動から気候危機へ――.スウェーデンの一五歳の少女の訴えが世界の若者を動かし,世界各地の自治体や国も次々に「気候非常事態」を宣言し始めた.平均気温上昇を一・五℃以内に抑えることは可能か.パリ協定の本格始動を機に,科学者の立場から問題の本質と最新の科学の知見を押さえつつ,我々はいま何をすべきかを説く.

2020年01月08日刊

プラスチック汚染とは何か

環境学(工学(機械・電気・建築))〈NDC10版:519.4〉

プラスチック汚染とは何か

枝廣淳子

安価で便利な素材として過剰に生産・消費され,大量に捨てられているプラスチック.特に海洋プラスチック汚染は二一世紀最悪の環境問題の一つと言われる.この問題の全体像を提示し,産業政策の側面にも光をあてて解決策を検討する.

2019年06月05日刊

「環境を守る」とはどういうことか

環境学(社会学(国際・メディア))〈NDC10版:519.04〉

「環境を守る」とはどういうことか 環境思想入門

尾関周二/環境思想・教育研究会

環境問題に取り組むための学問として1980年代以降,環境学は発展し様々な分野に細分化されていった.こうしたなかで,そもそも「環境を守るとは?」という根本をまず考えるために,自動車,カブトムシ,イルカ,原発!?といった「身近な話題から哲学する」視点で,若手研究者がわかりやすく読み解く環境思想の入門書.

2016年11月17日刊

水俣病を知っていますか

環境学(法律・政治・行政)〈NDC10版:519.2194〉

水俣病を知っていますか

高峰武

2016年5月1日で「公式確認」から60年を迎える水俣病.私たちはどこまでこの問題の実像を知っているだろうか.今もなお,多くの人たちが救済を求めているのはなぜなのか.世界に例をみない健康・環境破壊をもたらした水俣病事件の軌跡を,様々な人物を織り込みながらたどり,この問題が現在の私たちに何を問いかけているのかを考える.

2016年04月05日刊

データでわかる 世界と日本のエネルギー大転換

環境学(経済・経営・商学・観光)〈NDC10版:501.6〉

データでわかる 世界と日本のエネルギー大転換

レスター・R.ブラウン/枝廣淳子

世界のエネルギー転換から取り残される日本.この構図を変えたい.レスター・R.ブラウン他『大転換――新しいエネルギー経済のかたち』の好評を受け,訳者であり環境ジャーナリストの著者が日本の現況と展望を加筆し,原著の各種データを一目でわかるようにグラフ化したブックレット版を緊急出版.授業の副教材に是非.

2016年01月08日刊

海をよみがえらせる

環境学(農学(農・獣・畜産・水産))〈NDC10版:614.5〉

海をよみがえらせる 諫早湾の再生から考える

佐藤正典

海辺はプランクトンの“大草原”であり魚の“ゆりかご”です.近代日本は,海辺の自然を失ってきました.「宝の海」を失った象徴的な例が有明海・諫早湾です.しかし,海の再生力は大きく,自然保全が社会経済的にも利益を生む実例もあるのです.有明海をよみがえらせて自然の価値をみつめることは,日本の再生にもつながるでしょう.

2014年01月08日刊

エネルギー転換の経済効果

環境学(工学(機械・電気・建築))〈NDC10版:501.6〉

エネルギー転換の経済効果

小野善康

脱原発と再生可能エネルギーへの転換は,電力料金の値上げによって日本経済に悪影響を及ぼすのか.複数の具体的な転換シナリオを想定し,それぞれのコストと,雇用と経済への影響を試算.産業構造転換への道筋も提示する.不況にあえぐ今こそ,転換が経済を活性化させ,豊かで安心・安全な社会構築の切り札になることを示す.

2013年01月09日刊