コンテンツ案内
岩波科学ライブラリー セレクト100 タイトル一覧
6 件

工学(機械・電気・建築)(情報学)〈NDC10版:007.1〉
ひと昔前まで実現不可能とされてきた量子コンピュータを取り囲む環境は短期間のうちに激変した.従来の古典コンピュータを超越しうる不思議なからくりとは何か.いかなる歴史を経て現在に至り,どんな未来が待ち受けているのか.気鋭の若手研究者として体感している興奮をもって,わかりやすくかつ科学的な正確さを期して解説する.

工学(機械・電気・建築)(社会学(国際・メディア))〈NDC10版:493.195〉
原発事故後,行政や研究機関からデータそのものは発表されたとしても,その解釈が被害を過小に見せる方向にゆがんできた.公式発表を鵜呑みにするのではなく,自ら計算し確認する科学的方法を読者に示し,被曝被害評価をめぐる公式発表のゆがみを暴きだす.好評を得た『原発事故と科学的方法』の著者による第2弾.

工学(機械・電気・建築)(理学(数学・物理・化学・生物・地学))〈NDC10版:501.4〉
ナノメートル,すなわち原子・分子の大きさになると,物質のふるまいが日常世界とは一変する.その性質を利用して,ナノ構造どうしが連携しあって機能する新材料を「構築」する.これが,ナノ建築学=ナノアーキテクトニクスだ.原子スイッチから貼る制癌剤まで,ナノテクノロジーの次にくる近未来の科学技術を見通す.

工学(機械・電気・建築)(理学(数学・物理・化学・生物・地学))〈NDC10版:539.62〉
理系の大学院生でも大半がよく知らない放射線の測定法.放射線は機器があっても体温計のように誰でも正確に測れるわけではない.なぜ放射線測定は難しいのか.また除染をすればそれで終わりなのか.まったく予備知識のない人にも納得できるように,放射線測定のイロハから,今後どんなことに注意すればよいのかをやさしく説明します.

工学(機械・電気・建築)(社会学(国際・メディア))〈NDC10版:543.5〉
原発事故の巨大さは事態の正視を妨げ,事故前にも事故後にも,嘘がまかりとおった.放射性物質や原発事故のリスクが一人一人の生活に上乗せされる時代に,信じるのではなく,嘘を見抜いて自ら考えていくための方法とは.事故後にほぼ正確に事態を捉えていた著者が語る,原発再稼働と健康被害推定をめぐる実践的な思考の書.

工学(機械・電気・建築)(社会学(国際・メディア))〈NDC10版:453.4〉
原発周辺の活断層はなぜ見過ごされてきたのか.今後は誰が,どうやって活断層の危険性を評価すべきか.原発建設における審査体制の不備や科学の誤用を厳しく指摘してきた著者が,原子力規制委員会でのこれまでの議論を紹介しつつ,問題点を検証する.科学の限界も考慮し,これからいかに判断すべきなのかを考える.